【注意】 この文書は、W3Cワーキンググループノート「Understanding WCAG 2.0」(原文は英語)の2016年3月17日時点での最新版を、「ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)」が翻訳と修正をおこなって公開しているものです。この文書の正式版は、あくまで W3Cのサイト内にある英語版であり、この文書には翻訳上の間違い、あるいは不適切な表現が含まれている可能性がありますのでご注意ください。また、リンク先が英語の場合、あるいはダミーのページである場合もあります。ご了承ください。

【重要】 原文の "Understanding WCAG 2.0"自体、WCAGワーキンググループによって今後も継続的に修正されていくものと思われます。この文書の内容は、あくまでも参考程度にご覧ください。

W3C

WCAG 2.0 解説書

WCAG 2.0 を理解して実装するためのガイド

W3C ワーキンググループ・ノート 2016年 3月 17日

このバージョン:
http://www.w3.org/TR/2016/NOTE-UNDERSTANDING-WCAG20-20160317/
最新バージョン:
http://www.w3.org/TR/UNDERSTANDING-WCAG20/
前のバージョン:
http://www.w3.org/TR/2015/NOTE-UNDERSTANDING-WCAG20-20150226/
編集者:
Michael Cooper, W3C
Andrew Kirkpatrick, Adobe Systems Inc.
Joshue O Connor, InterAccess
過去の編集者:
Loretta Guarino Reid (until May 2013 while at Google, Inc.)
Gregg Vanderheiden (until May 2013 while at Trace R&D Center, University of Wisconsin-Madison)
Ben Caldwell (until September 2010 while at Trace R&D Center, University of Wisconsin-Madison)
Wendy Chisholm (until July 2006 while at W3C)
John Slatin (until June 2006 while at Accessibility Institute, University of Texas at Austin)

この文書は、以下の規定ではないフォーマットでも提供されている:


概要

この文書、「WCAG 2.0 解説書」は、ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン (WCAG) 2.0 [WCAG20]を理解して実践するために不可欠な案内書である。WCAG 2.0 の関連文書群の中の一つだが、この文書のコンテンツはガイダンスを提供する参考文書であり、WCAG 2.0 に適合するための要件を定める規定文書ではない。WCAG、関連技術文書、教育用素材へのイントロダクションは、ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン (WCAG) 概要(英語)を参照のこと。

WCAG 2.0 には、WCAG 2.0 に適合するための達成基準がある。個々の達成基準は、テスト可能な記述内容になっており、特定のウェブコンテンツに適用した際に適合もしくは不適合であると判断できるようになっている。「WCAG 2.0 解説書」が提供するのは、それぞれの達成基準に関する詳細な情報で、達成基準の意図、達成基準の中で用いられている重要な用語、そして、WCAG 2.0の達成基準が様々な種類の障害のある利用者にどのように役に立つのかが記されている。また、この文書は、様々なウェブコンテンツ技術(例えば、HTML、CSS、XML)を用いて達成基準を満たしているウェブコンテンツの事例、そして達成基準を満たしていないウェブコンテンツのよくある事例も提供している。

この文書は、それぞれの達成基準を満たすための特定の達成方法も示している。それぞれの達成方法をどのように実装するかの詳細は、WCAG 2.0 の達成方法(英語)で提供されているが、この「WCAG 2.0 解説書」では各達成方法と達成基準との関係に関する情報を提供している。達成方法は、達成基準への対応レベルによって分類されている。「十分な達成方法」とは、(それ単体もしくは他の達成方法との併用により、)ある達成基準を満たすのに十分であると考えられる達成方法であり、それ以外は参考達成方法で用いるかどうかは任意である。いくつかの達成方法は、ある特定のウェブコンテンツ技術を用いる場合にはそれが唯一の既知の手法であるかもしれないが、どの達成方法も WCAG 2.0 に適合する上で必須というわけではない。「参考達成方法」とは、(テスト可能ではない、あるいは、完全な支援ができないので、)それ自体では達成基準を満たすのに十分ではないが、アクセシビリティをさらに向上させるために、コンテンツ制作者には可能であればそれらを用いることが推奨される。

達成基準を満たす達成方法に加えて、「よくある失敗例」も文書化されている。これらの「よくある失敗例」はWCAG2.0への不適合を引き起こすものとして知られている制作方法である。制作者は、WCAG2.0の達成基準を満たすためにそれらの方法を避けなければならない。

この文書は、W3C Web Accessibility Initiative (WAI)が提供する WCAG 2.0 関連文書群の一つである。この文書は、WCAG 2.0 が W3C 勧告として公開されたのと同時に、ワーキンググループ・ノートとして公開されたものである。WCAG 2.0 とは異なり、「WCAG 2.0 解説書」の情報は随時更新されていく予定である。WCAG、関連技術文書、教育用素材へのイントロダクションは、ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン (WCAG) 概要(英語)を参照のこと。

この文書のステータス

この節では、この文書の発行された時点でのステータスを説明する。他の文書が、この文書にとって代わっている場合もある。現行のW3Cの発行文書、及び、この技術レポートの改訂版は、http://www.w3.org/TR/ にある W3C テクニカルレポート・インデックス(英語)で参照可能である。

これは、ワーキンググループ・ノートの「WCAG 2.0 解説書」である。WCAG (Web Content Accessibility Guidelines) ワーキンググループ(英語)では、この文書は WCAG 2.0 勧告の達成基準を理解するために重要なものであると考えている。この文書のコンテンツは参考情報であり(ガイダンスを提供している)、規定文書ではない(WCAG 2.0 に適合するための要件を定めていない)ことに留意してほしい。

WCAG 2.0 解説書は、ワーキンググループ・ノートとして2008年12月11日に発行され、2010年10月14日、2012年1月3日、2013年9月5日、2014年3月3日、2014年4月8日、2014年9月16日、2015年2月26日に更新された。この新版では、WCAG2.0の補足情報を更新している。WCAG2.0自体は変更されておらず、参考的な補足情報だけが更新されることに留意してほしい。このバージョンでの唯一の変更点は、第三者によるコンテンツに起因する部分適合表明に関する説明を追加したことである。

変更点は diff-marked 版においてハイライト表示している。

ワーキンググループへのコメントは、Instructions for Commenting on WCAG 2.0 Documentsを使って送っていただきたい。もしそれができない場合は、public-comments-wcag20@w3.org宛に電子メールで送信することもできる。 archives for the public comments listは一般に公開されている。この文書に関して寄せられたコメントは、この文書の将来のバージョン、もしくは、他の方法で対処されるかもしれない。 WCAG WG mailing list discussionsも一般に公開されており、この文書に関して寄せられたコメントについては、ワーキンググループが将来的に対処することがあるかもしれない。

この文書は、W3Cの Web Accessibility Initiative(WAI)の活動の一環として作成されたものである。WCAG ワーキンググループの目的は、WCAG Working Group charterに記載されている。WCAG ワーキンググループは、WAI Technical Activityの一つである。

ワーキンググループ・ノートとしての公開は、W3C 会員によって承認されたものという意味ではない。これはドラフト文書であり、いつでも更新されたり、他の文書によって置き換えられたり、廃止されたりすることがある。この文書を、作成作業中のものとして引用すること以外は不適切である。

この文書は、5 February 2004 W3C Patent Policyに則って運営するワーキンググループによって作成された。W3C では、ワーキンググループの成果物に関係するpublic list of any patent disclosuresを管理しており、そのページには特許開示にあたっての指示も含まれている。Essential Claim(s)を含む特許について実際に知識のある人は、section 6 of the W3C Patent Policyに従って、その情報を開示することが求められる。

この文書は1 September 2015 W3C Process Documentによって管理されている。