動きやスクロールのあるコンテンツのあるウェブコンテンツ技術
これは、次の達成基準に関連する実装方法である:
この実装方法の目的は、コンテンツの動きやスクロールの一時停止方法を提供することである。利用者が、動きを一時停止させる、注意をそらすものを減らす、又は読む時間を作る必要があるのであれば、そうすることができ、さらに必要に応じて動きやスクロールを再開できるようにする。このメカニズムは、WCAGに準拠したインタラクティブなコントロール又はキーボードショートカットを介して提供できる。もしキーボードショートカットを用いるのであれば、ウェブページで利用者に説明する。
ウェブページの上部に、スクロールするニュースのバナーが表示されている。これを読むのにもう少し時間が必要な利用者は、Escキーを押すと、スクロールを一時停止できる。そして、Escキーをもう一度押すと、スクロールが再開する。
ウェブページに、「靴紐の結び方」というリンクがあり、Flashアニメーションにリンクしている。スペースバーを押すとアニメーションが一時停止し、もう一度押すと再開することが、このリンクの直前にあるテキストで利用者に説明されている
動き又はスクロールのあるコンテンツがあるウェブページ上で:
ウェブページで、又はユーザーエージェントによって提供されているメカニズムを用いて、コンテンツの動き又はスクロールを一時停止させる。
その動き又はスクロールが停止し、勝手に再開しない。
提供されているメカニズムを用いて、コンテンツの動きを再開する。
そのとき、動き又はスクロールが、停止したところから再開する。
2. 及び 4. を満たしている。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。