中断:
達成基準 2.2.4 を理解する
この達成基準の意図
この達成基準の意図は、緊急を要する場合を除いて、利用者がコンテンツ制作者/サーバーからの更新を止めることができるようにすることである。緊急には、市民向け緊急警報メッセージ、又はデータを失ったり,つながりを失ったりするなどを含む、健康、安全、財産の危険を警告するその他のメッセージがある。
これにより、認知能力の低下、又は注意力欠如のある利用者が、コンテンツに集中することができるようになる。全盲又はロービジョンの利用者が、現在読んでいるコンテンツに神経を集中し続けられるようにもなる。
達成基準 2.2.4 の具体的なメリット
注意力欠如障害のある利用者が、注意散漫にならずにコンテンツに集中できるようになる。
ロービジョンの利用者又はスクリーンリーダーを使用している利用者は、(ある話題を読み始め、別の話題で読み終わる場合、話の内容が支離滅裂になり、誤解をしてしまうような)コンテンツを閲覧している間はコンテンツが更新されない。
達成基準2.2.4 の事例
事例 1. 利用者設定
緊急時の警告を除き、ウェブポータルの設定ページは、現在のセッションが終了まで、すべての更新及び警告を延長する選択肢がある。
関連リソース
リソースは、情報提供のみを目的としており、推奨を意味するものではない。
(まだ文書化されていない)
達成基準2.2.4 の実装方法及び不適合事例 - 中断
この節にある番号付の項目は、WCAG ワーキンググループがこの達成基準を満たすのに十分であると判断する実装方法、又は複数の実装方法の組合せを表している。WCAG 2.0 適合要件のすべてが満たされている場合にのみ、次に挙げる実装方法により、この達成基準を満たすことができる。
達成基準を満たすことのできる実装方法
達成基準 2.2.4 でさらに対応が望まれる実装方法(参考)
適合するためには必須ではないが、コンテンツをよりアクセシブルにするためには、次の付加的な実装方法もあわせて検討するとよい。ただし、すべての状況において、すべての実装方法が使用可能、または効果的であるとは限らない。
(まだ文書化されていない)
達成基準 2.2.4 のよくある不適合事例
以下に挙げるものは、WCAG ワーキンググループが達成基準 2.2.4 に適合していないとみなした、よくある不適合事例である。