クライアントサイドで瞬間的にリダイレクトするために、meta 要素の refresh を使用する

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.1 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.1 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

HTML 及び XHTML

これは達成基準 3.2.5: 要求による変化 (G110: クライアントサイドの瞬間的なリダイレクトを使用するの達成方法として十分) に関する達成方法である。

解説

この達成方法の目的は、クライアントサイドで利用可能なリダイレクトを、利用者を混乱させることなく用いることである。リダイレクトはサーバーサイドで実装するほうが望ましいが (SVR1: クライアントサイドではなく、サーバーサイドで自動リダイレクトを実装する を参照)、コンテンツ制作者がサーバーサイド技術を管理しているとは限らない。

HTML 及び XHTML では、meta 要素に http-equiv 属性には「Refresh」という値、content 属性の値には「0」(ゼロ秒を意味する) を、ブラウザが要求すべき URI を後に伴って指定することができる。重要なのは、新たなページを読み込む前にコンテンツが表示されるのを避けるために、タイムアウトをゼロに設定することである。リダイレクトのコードを指定したページには、リダイレクトに関する情報のみを含めるべきである。

事例

例 1

 <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">    
  <head>      
    <title>The Tudors</title>      
    <meta http-equiv="refresh" content="0;URL='http://thetudors.example.com/'" />    
  </head>    
  <body> 
    <p>This page has moved to a <a href="http://thetudors.example.com/">
      theTudors.example.com</a>.</p> 
  </body>  
</html>     

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

手順

  1. ドキュメント内の meta 要素を全て見つける。
  2. 各 meta 要素について、値が "refresh" (大文字と小文字の区別なし) の http-equiv 属性、及び content 属性で 0 より大きい数字、その後に続いて ;'URL=anyURL' (anyURL は、現在のページから置き換えるべき URI を表す) という値が含まれていることを確認する。

期待される結果

#2 の結果が偽である。