適用 (対象)
HTML 及び XHTML
これは、次の達成基準に関する達成方法である:
- 達成基準 2.2.1: タイミング調整可能 (失敗)
- 達成基準 2.2.4: 割り込み (失敗)
- 達成基準 3.2.5: 要求による変化 (失敗)
解説
refresh のある meta http-equiv は、定期的にページを更新したり、利用者を別のページにリダイレクトしたりするためにしばしば用いられる。もし時間間隔が短すぎ、かつ自動更新を無効にする方法がない場合、全盲の人はスクリーンリーダーでページを読み終わらないうちに、予期せずページが更新されてしまい、スクリーンリーダーがページの先頭から読み上げてしまう。目の見える利用者も、予期しない更新によって混乱させられる。
事例
例 1
この非推奨例では、利用者ページが一定間隔で変化する。コンテンツ制作者はこの手法を「プッシュ」テクノロジーのシミュレートに用いるべきではない。制作者は、利用者がページを読むのにどれくらいの時間を必要とするかを予期することはできない。早すぎるリフレッシュは利用者を混乱させることになる。コンテンツ制作者は周期的なリフレッシュを避け、利用者自身にいつ最新の情報がほしいかを選択させるべきである。(content 属性の数字は秒単位の更新間隔である。)
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" lang="en"> <head> <title>HTML Techniques for WCAG 2.0</title> <meta http-equiv="refresh" content="60" /> </head> <body> ... </body> </html>
検証
手順
code>meta http-equiv="refresh" を使用しているページについて:
content 属性の中に更新までの秒数の数値が存在することを確認する。content 属性の中にある更新までの秒数の数値が、1 未満又は 72,000 より大きいことを確認する。- そのページが、達成基準 2.2.1 タイミング調整可能のリアルタイムの例外又は必要不可欠な例外に該当するかを確認する。
- ページ更新のタイミングをオフにする、延長する、又は調整する機会が、利用者に提供されているかを確認する。
content 属性で指定された時間が経過しても、ページが更新されないかを確認する。
期待される結果
- #1 - #5 の結果が偽の場合、この失敗条件が適用され、コンテンツは達成基準 2.2.1 の失敗となる。
- #1、#2、#4 及び #5 の結果が偽の場合、この失敗条件が適用され、コンテンツは達成基準 2.2.4 の失敗となる。
- #1 及び #4 の結果が偽の場合、この失敗条件が適用され、コンテンツは達成基準 3.2.5 の失敗となる。