WCAG 2.1 および関連文書 更新のお知らせ

WCAG 2.1 の日本語訳、および WCAG 2.1 関連文書の日本語訳を更新しました。

2022年9月時点での Understanding WCAG 2.1 をもとに、一部の達成基準の解説書更新、誤訳の修正、用語の統一などを行いました。すべての翻訳の変更点はGitHubで閲覧可能です。大きな変更点として、次の WCAG 2.1 本体の達成基準の名称、達成基準の説明内容に関する訳の変更があります。

  • 達成基準 1.3.2 の名称 “Meaningful Sequence” を、「意味のある順序」から「意味のあるシーケンス」に変更しました。
  • 達成基準 2.1.1 の説明文にある “not just the endpoints” を、「始点から終点まで続く一連の」から「終点だけではない」に変更しました。
  • 達成基準 2.5.3 の名称 “Label in Name” を、「名前 (name) のラベル」から「ラベルを含む名前 (name)」に変更しました。
  • 達成基準 2.5.6 の名称 “Concurrent Input Mechanisms” を、「入力メカニズム非依存」から「入力メカニズムの共存」に変更しました。
  • 達成基準 4.1.2 の名称 “Name, Role, Value” を、「名前 (name) ・役割 (role) 及び値 (value)」から「名前 (name) ・役割 (role) ・値 (value)」に変更しました。

また、かねてより公開していた WCAG 2.0 関連の文書について、冒頭に訳註を追加し、WCAG 2.1 へのリンクを設けました。検索エンジン等で検索すると WCAG 2.0 の方が上位に表示され、そのまま 2.0 を参照する方が多かったため、2.1 の存在をお知らせするようにしました。

翻訳の内容には誤り等があるかもしれません。引き続き翻訳の品質の向上を図っていきたいと考えていますので、翻訳の誤り、不明点、お気付きの点などありましたら、Google フォーム「翻訳に関するお問い合わせ」よりご連絡ください。

WAIC翻訳ワーキンググループ(通称:WG4)では、引き続き、翻訳作業にご協力いただける作業協力者を募集しております。翻訳作業に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、下記を参考にご連絡ください。

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