WCAG 2.0 実装方法集

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FLASH24: 利用者がデフォルトの制限時間を延長できるようにする

適用(対象)

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

ユーザーエージェント及び支援技術によるサポート

ユーザーエージェントによるサポートに関する全般的な情報は、Flashのユーザーエージェントによるサポートを参照のこと。

解説

この実装方法の目的は、スクリプトでデフォルトの制限時間が設定されている場合に、制限時間を延長するメカニズムを提供して、利用者がデフォルトの制限時間を延長できるようにすることである。利用者が制限時間の延長を要求できるように、利用者が長い制限時間を入力したり長い時間が必要なことを指定したりできるフォームなどをスクリプトで提供することができる。

事例

事例 1: ドロップダウンリストを使用してタイムアウトを変更する

ここでは、利用者がドロップダウンリストを使用してタイムアウト時間を変更できる、基本的な AS2 の例を示す。この例には、sessionLimitDuration というインスタンス名のコンボボックスがある。

コード例:

import mx.controls.Alert;
import mx.accessibility.AlertAccImpl;
import mx.accessibility.ComboBoxAccImpl;

ComboBoxAccImpl.enableAccessibility();
AlertAccImpl.enableAccessibility();

var sessionTimeout;
var sessionNotificationTimeout;
var timeLimit: Number;
var sessionAlert: Alert;

adjustTimeoutDuration();
// インタラクションが発生したらタイムアウトをリセットする
testField.addEventListener("change", resetTimeout);

//
//combobox の値が変更されたら制限時間を更新する
//
sessionLimitDuration.addEventListener("change", adjustTimeoutDuration);

function adjustTimeoutDuration(e) {
  timeLimit = sessionLimitDuration.value * 1000;
  resetTimeout();
  timeoutDescription.text = "A session timeout will be simulated after " + 
    sessionLimitDuration.selectedLabel + " without interaction in the form field below."
}

function resetTimeout() {
  clearTimeout(sessionTimeout);
  sessionTimeout = setTimeout(endSession, timeLimit);
}

function endSession() {
  sessionAlert.deletePopUp();
  Alert.show("please log in again",
  "Your session has expired");
}

この実例は、「ドロップダウンリストを使用してタイムアウトを変更する」のサンプル(英語)で確認できる。また、「ドロップダウンリストを使用してタイムアウトを変更する」のソース(英語)をダウンロードすることもできる。なお、このサンプルではデモンストレーションが目的であるため、セッション時間を意図的に短くしてある。コンテンツ制作者は、「達成基準 2.2.1 (調整可能な制限時間)」の要件を満たすための十分な時間を提供する必要がある。

検証

チェックポイント

制限時間を含む Flash コンテンツで次のことを確認する。

  1. ページの先頭に制限時間を調整するためのコントロールがあり、利用者がデフォルトの 10 倍以上の時間に調整できる

  2. ページのデフォルトの制限時間が、普通の 10 倍の時間が必要な利用者でも1.のコントロールに簡単に移動できる長さである

判定基準

1. および 2. を満たしている。

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。