WCAG 2.0 実装方法集

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SCR1: 利用者が初期設定の制限時間を延長できるようにする

適用(対象)

クライアントサイドスクリプトによりコントロールされた制限時間。

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、スクリプトがデフォルトの制限時間のある機能を提供する際、その時間を延長するメカニズムを提供することによって、利用者がデフォルトの制限時間を延長できるようにすることである。利用者がより長い制限時間を要求できるようにするために、利用者がより長い制限時間を入力できる、又は より多くの時間を必要としていることを示す(例えば)フォームをスクリプトが提供することができる。制限時間が切れそうであることを利用者に警告する場合(SCR16: 制限時間が切れようとしていることを利用者に警告するスクリプトを提供するを参照)、このフォームを警告のダイアログから利用可能にする。どれぐらいの追加時間が必要かを示すことができるようにするか、繰り返し制限時間を延長できるようにすることによって、利用者はデフォルトの制限時間を少なくとも10倍延長することができる。

事例

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

  1. setting session and default time limits using Java servlets

  2. Overriding timeouts in peers applications

  3. PHPBuilder Time-out Info

検証

チェックポイント

  1. 制限時間がスクリプトで設定されているウェブページで、制限時間が切れるまで待つ。

  2. 制限時間を延長する選択肢が提供されている。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。