【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集

WCAG 2.0 達成方法集

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G89: 期待されるデータ書式及び入力例を提供する

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

利用者から情報を集め、利用者が入力できる書式に制約のあるページ

これは、次の達成基準に関連する達成方法である:

解説

この達成方法の目的は、利用者が入力しなければならないデータ書式の制約を通知することによって、利用者が入力エラーを回避しやすくすることである。これは、書式の特徴を記述するか、入力データに求められる書式の例を提供することによって対処できる。

注記: 日付や時刻のように、様々な記述方法があるデータ書式については、利用者にとって最も入力しやすい書式を選択できるオプションを提供するとよい。

事例

事例 1

日付を入力する HTML のフォームコントロールでは、label 要素内において、入力する日付はアメリカ合衆国の多くの利用者が想定する月-日-年の書式ではなく、日-月-年の書式でなければならないことを示している。

コード例:


              <label for="date">Date (dd-mm-yyyy)</label>
                <input type="text" name="date" id="date" />
            

検証

手順

  1. 所定の書式でしか利用者の入力データを受け付けないフォームコントロールを特定する。

  2. 1.で特定した各フォームコントロールが、期待される書式情報に関する情報を提供しているかどうかを判断する。

期待される結果

この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、この手順や期待される結果を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。