HTML 及び XHTML
これは、次の達成基準に関連する実装方法である:
link要素について、ユーザーエージェントと支援技術のサポートが一貫していない。
ユーザーエージェントの一部は、link要素で指定されている情報を表示する追加的なナビゲーションバーを提供する。MozillaとOperaの現在のバージョンがこの機能を提供する。IE 6.0とFirefox 1.5はこの機能を提供しないが、拡張機能やアドオンを通して利用できることがある。
link
要素のブラウザサポートに関する詳しい情報は、(X)HTMLにおける「link」要素(英語)を参照。
この実装方法の目的は、link要素を用いて、あるHTMLページがウェブページ一式の中でどのような位置にあるのかを示すメタデータを提供する方法、及び利用者がウェブページ一式の中で特定のコンテンツを発見することを支援する方法について解説することである。rel属性の値が、どのような関係性が定義されているのかを示し、href属性がその関係を持つドキュメントへのリンクを提供する。複数のlink要素を用いることで、複数の関係を示すこともできる。rel
属性の値としては、以下のようなものが有用である:
Start:複数のドキュメントの中の最初のドキュメントへのリンク
Next:一連のドキュメントにおける次のドキュメントへのリンク
Prev:一連のドキュメントにおける前のドキュメントへのリンク
Contents:目次の役割を果たすドキュメントへのリンク
Index:現在のドキュメントに対して索引を提供するドキュメントへのリンク
オンライン書籍の第2章のウェブページがあり、head
要素セクションに次のリンクが含まれている。
コード例:
<link rel="Contents" href="Contents.html" title="目次" />
<link rel="Index" href="Index.html" title="索引" />
<link rel="Prev" href="Chapter01.html" title="01. なぜ進んでやるのか?" />
<link rel="Next" href="Chapter03.html" title="03. 誰が進んでやるのか?" />
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
Use <link>s in your document from W3C's Quality Web Tips
LINK - Document Relationship from Web Design Group
一連のまたは集合的なウェブページにおける、あるウェブページについて:
ナビゲーションに関する全てのlink
要素が、その文書のhead
要素セクションに含まれている
その文書のhead
要素セクション内のナビゲーションに関する各link
要素に、少なくとも以下が指定されている:
リンクタイプを特定するためのrel
属性
該当するリソースの場所を示すための妥当なhref
属性
上記全てを満たしている。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。