WCAG 2.0 実装方法集

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H36: 送信 / 実行ボタンとして用いる画像の alt 属性を使用する

適用(対象)

画像の送信/実行ボタンを使用するコンテンツに適用する。

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、type 属性が「image」である input 要素において、 input 要素の alt 属性を機能的なラベルを提供するのに使用することである。このラベルは、画像の説明をするのではなく、ボタンの機能を説明する。もしそのページに、それぞれ異なる結果につながる複数の送信/実行ボタンがあるならば、ラベルは特に重要である。

input 要素は、多くの種類のフォームのコントロールを作成するのに使用される。HTML及びXHTMLのDTDでは、これら全てでalt 属性を用いることができるが、本来は画像の送信/実行ボタンだけに使用すべきである。ユーザーエージェントでは、他の種類のフォームのコントロールでのalt属性の使用をサポートしていないため、これらのコントロールをラベル付けするために他のメカニズムを用いている。

事例

事例 1

alt 属性がある input 要素

コード例:

<form action="http://example.com/prog/text-read" method="post">

  <input type="image" name="submit" src="button.gif" alt="送信/実行" />
</form>    

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

チェックポイント

  1. type 属性の値が「image」であるすべての input 要素に、alt属性がある。

  2. その alt 属性がボタンの機能を説明している。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。