利用者の操作によって削除されるコンテンツ
これは、次の達成基準に関連する実装方法である:
この実装方法の目的は、ウェブアプリケーションで情報を削除できる場合、利用者によって誤って削除された情報を復元する手段をサーバーが提供することである。一つの方法として、削除をするものにマークを付けるだけにする、又は(ゴミ箱のように)情報を保持する領域に移動させるなど、データの削除に時間差を設けて、実際に削除するまでにしばらくの間待機することが考えられる。この間、利用者はデータを復元したり、一時的な保持領域から取り出したりすることができる。他には、wiki及びソースコントロールアプリケーションで編集履歴が保持されているように、利用者が必要なときにデータを復元できるように全ての削除操作を記録しておく方法がある。トランザクションの修正が必要となる情報は保存し、利用者が取り出し可能なようにしておくべきである。
ウェブアプリケーションで、利用者がフォルダを作成してデータをその中に保存しておくことができる。フォルダとデータのアイテムには操作をその項目に適用するためのチェックボックスと移動と削除の二つの操作のためのボタンがついている。利用者が削除ボタンを間違って選択した場合は、多量のデータが失われてしまうかもしれない。そのアプリケーションは、利用者にデータが削除されたことをすぐに表示するが、実際の削除は一週間後に設定されている。一週間の間、利用者は「削除されたアイテム」フォルダを開き、実際に削除されるのを待っているフォルダやデータの復元を要求することができる。
コンテンツを削除する機能を特定する。
コンテンツを削除して、復元してみる。
削除された情報が復元されている。
3.を満たしている。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。