利用者の入力が必須の項目があるコンテンツ
これは、次の達成基準に関連する実装方法である:
この実装方法の目的は、入力の必要な項目が未入力であることを利用者に知らせることである。利用者が必須のフォーム項目に入力しなかった場合には、どの項目を入力しなかったのかが利用者に分かるように、その情報をテキストで提示する。一つのアプローチとして、クライアントサイドでのバリデーションを用いて、未入力のままになっている必須項目を特定するアラートのダイアログボックスを提供する方法がある。また、もう一つのアプローチとしては、サーバサイドでのバリデーションを用いて、フォームを再表示し(すでに入力されたデータも含む)、未入力のままになっている必須項目の場所にテキストでの説明を入れるか、テキストでの説明文によって未入力のままになっている項目を特定する方法がある。
利用者がフォームを送信しようとするが、1つ又は複数の必須項目で、入力又は選択しなかった項目がある。クライアントサイドでのバリデーションによって、この未入力項目が検出されると、必須項目が未入力であることを利用者に知らせるアラートのダイアログが表示される。問題が検出された項目のラベルは、送信ボタンが押された後、問題となっている項目を特定するように変更され、その項目へのリンクが文書に挿入されて、利用者はそのアラートのダイアログを閉じた後、その項目へ移動できるようになっている。
利用者がフォームを送信しようとするが、1つ又は複数の必須項目で、入力又は選択しなかった項目がある。サーバサイドでのバリデーションによって、この未入力項目が検出されると、どの必須項目が未入力であるかを知らせる説明文のテキストがそのフォームの上部にある状態で、フォームが再表示される。未入力のままになっている必須項目はそれぞれのラベルのテキストでも特定されており、利用者はフォームの上部をいちいち見なくても、入力しなかった項目を見つけられるようになっている。
利用者が、必須項目のあるフォームを記入している。それぞれの項目が必須かどうかは、項目のラベルで示されている。利用者がTabキーを使って必須項目へ移動し、データ入力や選択をせずにその項目から出ると、クライアントサイドのスクリプトが項目のラベル部分を変更して、その項目を空白のままにしておくことはエラーであると伝える。
注記: スクリーンリーダーのなかには、このようなラベルの変更に気付かず、読み上げないものがあるため、スクリーンリーダーの利用者はエラーに気がつかないことがある。
一つ又は複数の必須項目への入力を故意にせず、フォームを記入してから送信する。
未入力のままになっている必須項目を特定する説明がテキストで提供される。
2. を満たしている。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。