WCAG 2.0 実装方法集

メインコンテンツへスキップ

-

G198: 利用者が制限時間を解除できる手段を提供する

適用(対象)

全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、指定された制限時間内にタスクを完了できない利用者に対して、制限時間を解除するメカニズムを提供することである。

制限時間を解除するメカニズム自体に制限時間が設けられておらず、またウェブページ全体の制限時間前に完了できるようにすることが非常に重要である。そのためには、さまざまな障害のある利用者がすばやく見つけて解除できるように、このメカニズムをページの上部又は上部近くで提供すべきである。

事例

検証

チェックポイント

  1. ウェブページの上部近くに、あらゆる制限時間を解除するメカニズムがある。

  2. ウェブページの制限時間は、一般的な利用者よりも10倍の時間を要する利用者でも、そのメカニズムを利用できるのに十分な長さである。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。