全てのウェブコンテンツ技術
これは、次の達成基準に関連する実装方法である:
この実装方法の目的は、認識障害、全盲もしくは弱視の利用者に対して、ウェブページ内の機能にインタラクトしたときに何が起こるかを理解するのを助けることである。同じ機能を提供するユーザ・インターフェース・コンポーネント(要素、リンク、JavaScriptオブジェクトなど)に異なるラベルが付けられていると、利用者は同じ機能を持つコンポーネントに出会ったことに気づかず、何が起きるかを予測することができないだろう。これがたくさんの無用な操作ミスにつながるかもしれない。加えて、一貫したラベル付けに関するこのようなアプローチはウェブサイト全体に対して適用することを推奨する。
あるウェブページには冒頭に「検索」とラベル付けされたフォームフィールドがある。ページの最後にも同じ機能を果たすフォームフィールドがあり、そのフォームフィールドもまた「検索」とラベル付けされている。
追加の情報が記載されたページ中のセクションに利用者を誘導するため、疑問符の画像が用いられている。疑問符の画像が現れる個所すべてにおいて、同一の「詳細情報」という代替テキストが付けられている。
あるウェブサイトでは問い合わせページへのリンクには「問い合わせ」というリンクテキストが付けられている。ページ最下部にも問い合わせページへのリンクが設けられている。このリンクのリンクテキストも「問い合わせ」となっている。
各コンポーネントにはそれを特定できるテキスト(ラベル、識別名、代替テキストなど)が関連付けられている。
このテキストは同じ機能を提供するコンポーネントに関しては同一である。
1.及び 2.を満たしている。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。