WCAG 2.0 実装方法集

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G19: どの1秒間においても、コンテンツに3回よりも多く閃光を放つコンポーネントがないことを確認する

適用(対象)

あらゆるウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、明るく、その面積が大きいと発作を起こすといわれている速度で閃光を放つことを防ぐことである。 面積を拡大して見ている利用者もいるので、この実装方法ではコンテンツのサイズの大きさに関係なく、1秒間に3回より少ない閃光しか 用いてはいけないとしている。

注記1:この実装方法は、等級 Aの達成基準より厳しくなっている。 しかし、検証は簡単で、等級Aの達成基準を満たしていることの検証にも用いることができる。 等級Aの達成基準に適合していない閾値の場合、1秒間に3.5回以上の閃光があるからである。多くのコンテンツには閃光を放つものはなく、 点滅があるコンテンツでも一部稀な場合を除いてこれほど速く点滅しない。よって、達成基準で示されているより複雑な検証を実行しなくてもすむようにするために、 この実装方法にあるようにコンテンツが1秒間に1、2回、あるいは最大でも3回までしか閃光を放たないようにしておくとよい。

3.5回の閃光又は7回の遷移の事例:

事例

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

チェックポイント

  1. どの1秒間においても3回よりも多い閃光がない。

  2. 3回の閃光がある場合、1秒間の最後の明/暗の状態が初めと同じである。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。