ライブの音声しか含まない情報を提示する全てのウェブコンテンツ技術
これは、次の達成基準に関連する実装方法である:
この実装方法の目的は、ライブの音声コンテンツのテキスト版を提供するために、リアルタイムのキャプションサービスを用いることである。このようなサービスは、何が話されているかを聞き取り、専用キーボードによりわずかな遅れでテキスト入力する訓練を受けた人間のオペレーターによって行われる。彼らは非常に忠実にライブのイベントを捉えることができ、そのイベントを理解する上で重要な発話以外の音声についても注記を入れることができる。キャプションのテキストを含むビューポートは、ライブの音声コンテンツと同一のウェブページ上で利用できる。
インターネットラジオ局で、ウェブページ上にニュースサービスのためのビューポートがある。ライブのニュースのレポート、特に緊急レポートの場合、リアルタイムのキャプションサービスによりテキストが書き起こされてビューポートに表示される。
会議又はスクリーン・シェアリング・サービスに、口頭での発表のリアルタイムの書き起こしを流すウィンドウがある。これは、遠隔リレー式音声電話会議キャプションサービスを予め手配しておくことで実現している。ライブのテキスト用に別のウィンドウを使用すると重大なユーザビリティ上の障害となりうるので、オンラインウェブ会議又はスクリーン・シェアリング・サービスではこのような使われ方をすることを想定してデザインする必要がある。
定例の音声会議では、順番に発言できるように挙手機能ユーティリティを使用している。オンライン・リレー式音声電話会議キャプションサービスと共にこの製品を利用しやすくするために、発言順のユーティリティは、狭いビューポートの中で全ての機能を操作できるようにデザインされている。より高度な利用のために、ウェブサイトは1ページの中に両方のビューポートを表示するように制作されている。
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
Captioned Text (provider for relay conference captioning)
Wikipedia entry for CART (variously Computer Assisted Real-time Captioning or Communication Access Real-time Translation)
Web conferencing products with integrated support for captioning viewport
ライブの音声コンテンツと関連付けられたビューポートがウェブページ上にある。
ライブの音声コンテンツのテキストが、30秒未満の遅れでビューポートに表示される。
上記全てを満たしている。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。