全てのウェブコンテンツ技術。
これは、次の達成基準に関連する実装方法である:
この実装方法の目的は、音声しか含まないプレゼンテーションで提示する情報に対して、アクセシブルな代替コンテンツを提供することである。
音声しか含まないプレゼンテーションにおいては、会話や音(自然なものと人工的なものの両方)を含め、情報はさまざまな方法で提示される。同じ情報をアクセシブルな形式で提示するために、この実装方法では、収録済の音声しか含まないコンテンツと同じストーリーを伝えて同じ情報を提示するドキュメントを作成する。この実装方法において、そのドキュメントはコンテンツの長い説明としての役割を果たし、重要な会話内容のすべてとストーリーの一部である背景音の説明を含んでいる。
音声しか含まないコンテンツを制作する際に台本を用いている場合には、それを手始めにすることができる。しかし、制作及び編集過程において、コンテンツの内容が台本からいくぶん変わってしまうことがよくある。この実装方法で台本を用いる際は、もともとの台本を音声のプレゼンテーションの最終版の会話内容及び実際の内容に合わせて修正することになる。
ソフトウェアの最新のリリースにおける新機能の説明をしているポッドキャストがある。二人の話者が、新機能と更新された機能について話をしながら、どのように使うのかを説明している。話者の一人は、収録前に議論のアウトラインを整理するために用意した質問のリストを使っている。そして収録終了後、そのアウトラインを編集して、会話内容に合わせて言葉を補うなどする。そうして出来上がったトランスクリプトは、音声しか含まないファイルと一緒に、話者のウェブサイトで公開されている。音声しか含まないコンテンツを特定する代替テキストには、「エピソード42: Zap バージョン12(テキストのトランスクリプトあり)」と書かれていて、そのトランスクリプトへのリンクが、音声しか含まないコンテンツのすぐ後に提供されている。
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
時間の経過に伴って変化するメディアに対する代替コンテンツを参照しながら、音声しか含まないコンテンツを閲覧する。
トランスクリプト内の会話内容が、音声しか含まないプレゼンテーションで提示されている会話内容及び情報と一致している。
音声に複数の話者がいる場合、すべての会話内容に対してトランスクリプトで話者が誰なのかを示している。
次のうち少なくとも一つを満たしている:
トランスクリプト自体が、音声しか含まないコンテンツに対する代替テキストからプログラムで解釈可能である。
トランスクリプトが、音声しか含まないコンテンツに対するプログラムで解釈可能な代替テキストから参照されている。
代替バージョンが別ページにある場合、利用者が他のバージョンへ移動できるリンクが提供されている。
上記のチェックポイント全てを満たしている。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。