一般企業におけるウェブアクセシビリティ方針策定と試験結果表示の実態調査(2014年8月)

本委員会では、JIS X 8341-3:2010 関連文書を公開しています。一般企業のウェブサイトにおけるウェブアクセシビリティ方針の策定と試験結果の表示について、2度目の実態調査を行ないました。調査対象については公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会にご協力いただき、その会員社の190サイトを対象にしました。

調査の概要

調査対象
公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会 会員社
190サイト(広告主、メディア・媒体社)
調査時期
2014年8月8日(金曜日)
調査手順
ウェブアクセシビリティ基盤委員会WG1構成員がウェブサイトを閲覧し、「調査項目」に示す事項を確認しました。

調査項目

ウェブアクセシビリティ方針

ウェブアクセシビリティに関する何らかの配慮がされている旨の記載があるかを確認し、ウェブアクセシビリティ方針策定ガイドライン 2013年8月版に示された「方針に明記すべき事項」(下記)の記載があるかを調査しました。

  • 対象範囲
  • 達成等級
  • 対応度

試験結果

JIS X 8341-3:2010 箇条8に基づく試験について、本委員会が作成した試験実施ガイドライン 2012年11月版にならった記載がなされているかを調査しました。

  • 達成等級
  • 対応度
  • ページ単位 or ウェブページ一式単位

調査結果

Web広告研究会 会員社(広告主、メディア・媒体社)190サイト

ウェブアクセシビリティに関する配慮事項の記載
24サイト
ウェブアクセシビリティ方針策定・公開済
7サイト
試験結果公開済
6サイト

調査結果の詳細

ウェブアクセシビリティ方針が策定・公開されている団体、試験結果を公開している企業のみを掲載した調査結果シートを公開しています。

調査結果に関する注記・考察等

  • 今年2月の調査と比べ、ウェブアクセシビリティに関する配慮事項の記載のあるサイトの数が14から24に増えていますが、増分のうち9サイトは前回の調査で記載を見逃していたものであり、必ずしも一般企業においてアクセシビリティ確保のための活動が盛んになったことの顕れとは言い難い結果です。
  • 今年2月の調査以降で、新たにウェブアクセシビリティに関する配慮事項を記載したと認められたのは1サイトのみでした。
  • ウェブアクセシビリティ方針のみで、試験結果の掲載がないサイトが1サイトありました。今後試験を実施され、かつ試験結果をサイト上で公開していただけることを期待します。
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