用語集にリンクするために、link 要素を使用する

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.1 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.1 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

HTML 及び XHTML

これは、次の達成基準に関する達成方法である:

解説

この達成方法の目的は、用語集の場所を示すメカニズムを提供することである。コンテンツの中にある用語が、別の用語集ページで定義されている場合、用語集を用いるドキュメントの head 要素の範囲内に link 要素を指定することで、その用語集が参照できる。link 要素の rel 属性に「glossary」という値を指定し、href 属性には用語集ページの URI を指定する。これで、利用者が素早く簡単に用語集にアクセスするのをユーザエージェントが支援できるようになる。

事例

例 1: WCAG 2.0 の用語集

 <link rel="glossary" href="https://www.w3.org/TR/WCAG20/#glossary">

参考リソース

参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

訳注

HTML 4.01 は Superseded Recommendation としてマークされ、廃止された仕様である。上記はそれぞれ、HTML Standard§4.2.4 The link elementHTML Standard§4.6.6 Link types を代わりに参照できる。

検証

手順

用語集の役割を果たしている、単語と定義のあらゆる組み合わせについて:

  1. 用語集で定義した単語、語句又は略語を含むウェブページの head 要素セクションに、link 要素が含まれていることを確認する。
  2. link 要素が rel="glossary" 属性であることを確認する。
  3. link 要素の href 属性が、用語集ページを参照していることを確認する。

期待される結果

  • 上記全ての結果が真である。

注記: WCAG で用いている略語の定義は、「単語、語句、又は名称の短縮形で、その略語が言語の一部になっていないもの。」である。