達成基準 2.2.2 の失敗例 - 5 秒よりも長く点滅するコンテンツを一時停止するメカニズムなしでコンテンツを点滅している、Java 又は Flash などのオブジェクト又はアプレット

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.1 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.1 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

オブジェクト、アプレット又はプラグインにおいて、点滅するコンテンツをサポートするウェブコンテンツ技術

これは達成基準 2.2.2: 一時停止、停止、非表示 (失敗例) に関する達成方法である。

解説

プラグインによってレンダリングされるコンテンツ又はアプレットに含まれているコンテンツが点滅している際、ユーザエージェントがその点滅を一時停止させることができない場合がある。プラグイン、アプレット又はコンテンツ自体がその点滅を一時停止させるメカニズムを提供していない場合、利用者が点滅しているコンテンツを読み取れない、又は点滅によって気が散ってしまってそのページにある他のコンテンツを読むことができなくなる恐れがある。

訳注 1:

NPAPI と呼ばれるプラグインは、ほとんどのブラウザでサポートが終息している。Java、Silverlight、Adobe Acrobat および他のプラグインが動作しなくなりました | Firefox ヘルプ も参照されたい。

訳注 2:

Oracle 社の Oracle Java SE サポート・ロードマップによれば、Java Plugin のサポートは 2019 年 3 月までと告知されている。

事例

検証

手順

プラグイン又はアプレットで点滅するコンテンツのあるページに対して:

  1. コンテンツが 5 秒よりも長く点滅するかどうかを測定する。
  2. 点滅しているコンテンツを一時停止させる手段があるかどうかを確認する。

期待される結果

  • 1. の結果が真でありかつ、2. の結果が偽である場合、そのコンテンツは達成基準の失敗となる。