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アクセシビリティセミナー2014 開催報告

2014年10月8日、CEATEC JAPAN 2014において、アクセシビリティセミナー2014が開催されました。

本セミナーでは、ウェブアクセシビリティやJIS X 8341-3:2010についての講演を、当委員会の委員が企画・実施しました。

講演「Webアクセシビリティ - 海外の気になる動きと日本国内の最新動向」には74名、講演「Webアクセシビリティの標準規格「JIS X 8341-3:2010」準拠のための試験方法(最新版)」には60名の方々にご参加いただきました。誠にありがとうございました。

Webアクセシビリティ - 海外の気になる動きと日本国内の最新動向

講師
WAIC委員長 植木 真

講演中の植木氏

まず海外の全体的な動き、そしてカナダ(オンタリオ州)、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、韓国についてウェブアクセシビリティ法制化の動向を詳しく紹介。その後、日本国内の状況として障害者差別解消法に関する情報、さらにはW3C/WAIで策定の進む関連仕様、関連文書を紹介しました。最後に、来年に予定されているJIS X 8341-3の改定につき、最新情報をお知らせしました。

Webアクセシビリティの標準規格「JIS X 8341-3:2010」準拠のための試験方法(最新版)

講師
WAIC 作業部会3 副査 中村 精親

講演中の中村氏

なぜ「試験」を行うのか、その目的や、試験を行う前提として必要なウェブアクセシビリティ方針において、明示すべき内容(必須項目とそれ以外)を説明しました。そして、適切に試験結果を公開するうえでのポイントを解説。混同されやすい箇条 8.1.3 固有の「例外事項」と JIS 対応の「対象外」についてや、試験対象の選択方法などについて、例を交えながらあるべき姿を解説しました。

アンケート集計結果

アンケート回答数:59

  • 「Webアクセシビリティ - 海外の気になる動きと日本国内の最新動向」のみに参加された方からの回答数:15
  • 「Webアクセシビリティの標準規格「JIS X 8341-3:2010」準拠のための試験方法(最新版)」のみに参加された方からの回答数:4
  • 双方の講演に参加された方からの回答数:40

回答者個人を特定するおそれのある情報につきましては、割愛させていただきました。また、文意を変えない範囲で、漢字の使い方や句読点等、適宜編集のうえ掲載させていただきました。

参加者の属性

参加された立場 回答数(%)
企業のWeb担当者27(46%)
Web制作者(制作会社・フリーランス等)11(19%)
省庁のWeb担当者2(3%)
自治体のWeb担当者1(2%)
その他公的機関のWeb担当者1(2%)
その他15(25%)
無回答2(3%)

Webアクセシビリティ - 海外の気になる動きと日本国内の最新動向

理解度

5段階評価で、5が「理解できた」、1は「難しかった」です。

理解度 5 4 3 2 1 無回答
回答数(%) 24(44%) 21(38%) 9(16%) 1(2%) 0(0%) 0(0%)

役立ち度

5段階評価で、5が「役に立った」、1は「役に立たなかった」です。

理解度 5 4 3 2 1 無回答
回答数(%) 26(47%) 24(44%) 5(9%) 0(0%) 0(0%) 0(0%)

お寄せいただいたコメント(一部)

  • 海外や国内の動向を知ることができ、とても有意義でした。
  • まだほとんど知識がない状態で参加でしたが、世界の動向把握を短時間でできたのが良かったです。
  • とても分かりやすい内容でした。
  • 自分の情報収集スキルで入手できない新しい情報が多く、有意義でした。
  • 早口でメモをとるのに必死…という状況でした。あとでスライドを共有いただける、とのことでしたが、簡単なレジュメでよいので配布があるとありがたかったです。
  • 海外の様子がよくわかり参考になった。
  • 海外の現状と国内の現状がわかりやすく説明されていたので、とても参考になりました。
  • 海外の事例紹介は大変参考になった。
  • これまでの障がい対応にこだわらず広く適用させていく方向になっているとの話が興味深かったです。
  • 日本の会社が、その地域に対してウェブサイトで情報発信している場合、法律はどこまで効力があるのか。例えば日本でニュージーランドのウェブサイトを運営している場合、ニュージーランドの法律により義務付けられている部分に対応する必要があるのか、対応していないときに気を付ける点があるのか。
  • 知りたい内容がわかりやすく説明され、大変良かったと思います。
  • 近年の海外の動向と日本の現状を一通り把握することができました。
  • 各国の動向を知ることができました。
  • 現在、アクセシビリティ導入推進活動をしています。本格的な導入には遠い状況ですが、日本よりも進んでいる海外の状況を知り、大変参考になりました。
  • 世界の動向は、役に立ちました。
  • 各国のアクセシビリティに関する取り組みが知ることができて、とても勉強になりました。案件でアクセシビリティを取り入れる際に参考にしていきたいと思います。
  • これからのアクセシビリティのあり方を考える良い機会になり、とても勉強になりました。
  • 日本で民間対応になった場合は、海外の事例をみていると大変そうに思えた。
  • 海外に比べて日本がまだまだのレベルを実感しました。
  • 海外の動きが参考になりました。日本の動向気になりますが、これからますます対応が必要になって来ることは間違いないでしょう。
  • 障害者差別解消法の基本方針について、今後きちんとウォッチしていきたいと思います。
  • 外国の事例がわかりやすかったです。
  • 今の世の中の流れがわかりました。

Webアクセシビリティの標準規格「JIS X 8341-3:2010」準拠のための試験方法(最新版)

理解度

5段階評価で、5が「理解できた」、1は「難しかった」です。

理解度 5 4 3 2 1 無回答
回答数(%) 14(32%) 15(34%) 12(27%) 3(7%) 0(0%) 0(0%)

役立ち度

5段階評価で、5が「役に立った」、1は「役に立たなかった」です。

理解度 5 4 3 2 1 無回答
回答数(%) 12(27%) 20(45%) 8(18%) 2(5%) 1(2%) 1(2%)

お寄せいただいたコメント(一部)

  • 非常に整理されて、例示が多くわかりやすかったです。
  • とても分かりやすかったですが、もう少し結果から話していただけると良かったかな…と。
  • 悪い例をもっと具体的に紹介していただけると良かった。
  • とてもわかりやすい説明で勉強になりました。ありがとうございました。
  • アクセシビリティ方針の書き方について具体的な事例を挙げ、わかりやすく説明していただいたと思います。
  • 方針と試験結果の作成方法について知ることができました(この部分に関しては、あまり意識していない所でした)。タイトルに「試験方法」とありますので具体的なテスト内容があると良いと思いました。
  • 方針と試験結果の違いを理解することができました。試験結果の表示サンプルはWAICの中でも充実していただけると助かります。
  • 別途試験方法を調べてみようと思いますが、配慮のポイントは分かったと思いました。
  • ウェブページ一式、単位、ランダムの違い、結果には明確にのせることが必須なことが理解できました。
  • とても分かりやすく参考になりました。試験の細かなテスト、確認方法を別途行って頂きたいです。
  • 試験方法をもう少し詳しく聞いてみたかったです。
  • いまのところ公開予定はありませんが今後の対応を検討する上で役立ちました。
  • 前回資料と合わせて勉強したいと思います。
  • 当方も検討進めたい。

JIS X 8341-3:2010対応やアクセシビリティ確保においてお困りのこと(一部)

  • 過去に配布された資料(PDF)をWebにアップする場合JISに準拠できないことが多い(色の基準が厳しすぎる)。
  • お客様からの問い合わせというか課題として話を聞くことが増えています。
  • 人に説明する時に例示として、こういうものです、というものがない。
  • 海外向けの日本企業サイトにおいて、JISを適用すべきなのかWCAGを適用すべきなのか、どう考えればいいのかわかりません。
  • Webページを作成するソフトウェアを開発していますが、ユーザーがアクセシビリティを意識することなく対応(準拠)したページを作成することができるようにすることが課題となります。
  • 適合と準拠の違いを相手に説明する所は難儀です。
  • 社内の理解のなさ。
  • 動画を多く載せているページを運用しておりますので、キャプションを付けたり、テキストを起こす工数、金額面で対応が非常に厳しいです。
  • テスト項目が多くどのように行った方が良いのか分からない。第三者がテストを行うことなどできるのか。
  • 自社サイトのページ数が多く、全て対応しているかがわかる術がなく、制作会社まかせになってしまっています。

当委員会へのご要望等(一部)

  • より実践的な内容のセミナーや、セミナー回数を増やしていただけるととても嬉しいです。
  • 非常に参考になりました。今後のウェブサイト改善活動で意識して対応していきたいと思います。
  • 有用なサイトを知りました。活用させていただきます。