テクニック G223:コンテンツ制作者が提供した視認性の高いフォーカスインジケータを用いる
このテクニックについて
このテクニックはどの解説書からも参照されていない。
このテクニックは全ての技術に適用される。
解説
このテクニックの目的は、コンテンツ内に視認性の高いフォーカスインジケータを作成することによって、ブラウザのフォーカスインジケータを強調することである。このテクニックは G195 と非常に似ているが、フォーカスの外観を満たすために、より目立つインジケータを備えている。
事例
事例 1: リンク
濃い背景色と明るい文字とリンクを持つウェブページがある。フォーカスがリンクにあたると、そのリンクは 3 ピクセルの明るい黄色のラインで囲まれる。
事例 2: フォーム要素
テーブルの中にフォームが書かれているウェブページがある。テーブルとフォームの要素の両方の境界は細くて黒い線になっている。フォーカスがフォーム要素に当たる時、その要素は部分的に透明になっている 5 ピクセルの赤い線で囲まれる。この赤は 16 進数で #CA0000 の色に相当し、白い背景とのコントラスト比は 6:1 である。
検証
手順
ページ上でキーボードフォーカスを受け取るべき各ユーザインターフェース コンポーネントについて:
- そのコンポーネントにナビゲートして、他のコンテンツに隠されていない可視のフォーカスインジケータがあることをチェックする。
- フォーカスインジケータ領域が、コンポーネントを囲む 1 CSS px のボーダーの少なくとも 2 倍のサイズであるかどうかをチェックする。
- フォーカスインジケータ領域の最小領域において、フォーカス状態と非フォーカス状態との間のインジケータのコントラストの変化が 4.5:1 以上の比率であるかどうかをチェックする。
期待される結果
- 全てのチェックが真である。