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テクニック F108:達成基準 2.5.7 ドラッグ動作の失敗例 ― ドラッグ動作を必要としないシングルポインタの手段を提供していない

このテクニックについて

このテクニックは 2.5.7: ドラッグ動作 (失敗例) に関連している。

この失敗例は、ポインタ入力をサポートするあらゆる技術を使用したコンテンツに適用される。

解説

この失敗例の目的は、ターゲット要素を初期位置から別の位置にドラッグすることが機能を実行する唯一の方法であるために、運動障害のある人がコンテンツを操作できない、という状況を回避することである。この失敗例は、機能を実行するための代替となるシングルポインタ入力がない場合に発生する。代替としては、一連のシングルポインタの操作が挙げられる (例えば、移動対象をアクティブ化し、ドロップダウンメニューを表示し、表示されたメニュー項目リストからドロップ先を選択する)。

事例

事例 1: リストの並べ替え

リスト内の項目は、項目をピックアップして上下にドラッグすることで並べ替えることができる。他の要素は動的に移動し、ピックアップした対象をドロップできる隙間ができる。シングルポインタ入力でリストを並べ替える他の方法は存在しない。

事例 2: カンバンボード

プロセス管理のためのカンバン実装では、タスクのステータスを変更するために、タスクをある「レーン」から別の「レーン」へ水平にドラッグできる (例えば、タスクのステータスを「処理中」から「完了」に変更するなど)。レーン間で対象を移動し、シングルポインタ入力で実行できる他の方法は存在しない。

検証

手順

  1. インタフェースに、ドラッグ動作によってトリガーされる機能が存在かどうかをチェックする。
  2. 同じ機能を操作するシングルポインタ入力の代替手段が存在するかどうかをチェックする。

期待される結果

  • 2 が偽の場合、この失敗条件が適用され、コンテンツはこの達成基準を満たさない。
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