適用 (対象)
プレーンテキストのドキュメント。マークアップを含むウェブコンテンツ技術は対象外。
これは達成基準 1.3.1: 情報及び関係性 (書かれていない達成方法を満たす手段として十分) に関する達成方法である。
解説
この達成方法の目的は、テキストの書式の規則を用いて、コンテンツの構造を伝えることである。見出しは、テキスト文書の各セクションの位置を示し、ラベル付けすることで、文書の構成を示すために用いられる。
見出しの始まりは、次のものによって示される。
- 見出しの前にある 2 行の空白行
見出しの終わりは、次のものによって示される。
- 見出しの後にある 1 行の空白行
空白行には、スペースやタブなどの印刷できない文字が任意の個数含まれていて、そのすぐ後に新しい行がある。
見出しのプログラム識別は、見出しの前の 2 行の空行と見出しの後の 1 行の空行である。テキストの文書では、文書構造として誤って解釈されうる要素をなくして、スクリーンリーダーのために文書構造をプログラムが解釈可能なレイアウトで示さなければならない。このプログラムが解釈可能なレイアウトによって、スクリーンリーダーが見出しであると考えられるテキストの前に空行を 2 回読み上げることができるようになる。画面拡大ソフトの利用者は、視覚的に空白があることによって、それが見出しであると解釈できる (または、画面拡大ソフトが空白を特定できるスクリーンリーダーの機能を併せ持っていることもある)。
事例
例 1
段落の後に 2 行の空白行があり、それに続いて、見出し、1 行の空白行、そして次の段落がある:
...this is the end of paragraph 1. The Text of the Heading This is the beginning of paragraph 2.
検証
手順
コンテンツにあるそれぞれの見出しに対して:
- 見出しの前に、2 行の空白行があることを確認する。
- 見出しの後に、1 行の空白行があることを確認する。
- 見出しに空白行が含まれていないことを確認する。
期待される結果
- 上記の全ての結果が真である。