適用 (対象)
プレーンテキストのドキュメント。マークアップを含むウェブコンテンツ技術は対象外。
これは達成基準 1.3.1: 情報及び関係性 (書かれていない達成方法を満たす手段として十分) に関する達成方法である。
解説
この達成方法の目的は、テキストの書式の規則を用いて、関連する項目のシンプルなリストを作ることである。ただし、階層構造になったリストや入れ子のリストは、この達成方法では表現できないため、別のウェブコンテンツ技術を使って表現すべきである。
リストは、連続したリスト項目によって構成される。そして、リスト項目は、ラベルで始まる段落である。順不同のリストでは、アスタリスク、ダッシュ、箇条書きの行頭文字などをラベルとして用いる。ただし、同じリスト内では全ての項目に同じラベル文字を使わなければならない。順序付きリストでは、英数字をラベルとして用い、ピリオドや閉じ括弧をつける。ラベルは、次のいずれかの昇順になっていなければならない。
- 数字の場合、数字の順に並んでいなければならない。
- アルファベットの場合、アルファベット順又はローマ数字として解釈される際は数字の順に並んでいなければならない。
事例
例 1: 順不同リスト
- unordered list item - unordered list item - unordered list item
例 2: 数字の順序付きリスト
1. Ordered list item 2. Ordered list item 3. Ordered list item
例 3: ローマ数字の順序付きリスト
i. Ordered list item ii. Ordered list item iii. Ordered list item iv. Ordered list item
例 4: アルファベットの順序付きリスト
A) Ordered list item B) Ordered list item C) Ordered list item
検証
手順
テキストのコンテンツにあるリストに対して:
- 各リスト項目が、ラベルで始まる段落であることを確認する。
- リスト項目ではない行が、リストに含まれていないことを確認する。
- リストにあるリスト項目全てが、同じスタイルのラベルを用いていることを確認する。
- 順序付きリストのラベルが、連続した順序になっていることを確認する。
- 順不同リストのラベルが、同じであることを確認する。
期待される結果
- 上記の全ての結果が真である。