適用 (対象)
HTML5、HTML 4.01 Transitional 及び XHTML 1.0 Transitional
HTML4 及び XHTML 1.0 は Superseded Recommendation としてマークされ、廃止された仕様である。
これは 達成基準 3.2.5: 要求による変化 (書かれていない達成方法を満たす手段として十分) に関する達成方法である。
解説
この達成方法の目的は、利用者が要求していない新しいウィンドウの出現によって、利用者が混乱するのを避けることである。利用者によっては、突然開いた新しいウィンドウによって混乱してしまったり、新しいウィンドウを完全に見逃がしてしまう場合がある。HTML5、HTML 4.01 Transitional 及び XHTML 1.0 Transitional では、新しいウィンドウを開くのに、自動ポップアップの代わりに target
属性を用いることができる (target
属性は、HTML 4.01 Strict と XHTML 1.0 Strict では廃止されている)。注意すべきは、target
属性を用いなければ、利用者が新しいウィンドウを開くべきかどうかを自分で決定できることである。target
属性の利用によって、新しいウィンドウを開くというマシンリーダブルな指示が明確に提供される。ユーザエージェントは、あらかじめ利用者に知らせることができ、新しいウィンドウを開かない設定にすることもできる。支援技術を利用していない利用者のために、リンクテキストからも新しいウィンドウを開くことがわかるようにしておく。
事例
例 1
次の例では、新しいウィンドウが開くことが示されたリンクで、target
属性が用いられている。
<a href="help.html" target="_blank">Show Help (opens new window)</a>
参考リソース
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
検証
手順
- 新しいウィンドウが開くかどうか確認するために、ドキュメント内の各リンクを起動させる。
- 新しいウィンドウを開くリンクに
target
属性が指定されていることを確認する。 - リンクテキストには、新しいウィンドウが開くことを示す情報が含まれていることを確認する。
期待される結果
- #2 及び #3 の結果が真である。