適用 (対象)
HTMLのデータテーブル
これは、次の達成基準に関連する達成方法である:達成基準 1.3.1: 情報及び関係性を理解する (書かれていない達成方法を満たす手段として十分).
解説
この達成方法の目的は、提示でテーブルの表題を付ける場合に、プログラムで解釈できるようにデータテーブルと表題を関連付けることである。表題はテーブルの識別子であり、タイトル又は見出しのような働きをする。
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要素は表題のテキストのための適切なマークアップであり、(初期状態では) 表示上も、テーブルの識別子がそのテーブルに関連付けられていることを保証するものである。さらに、caption
要素を用いることによって、音声読み上げソフトウェアがテーブルの表題に利用者を直接誘導することも可能になる。
WCAG 2.0 はレイアウトテーブルの利用を禁止していないが、CSS ベースのレイアウトを推奨している。HTML の table
要素に与えられたセマンティックな意義を守り、コンテンツから提示を分離するというコーディングの実践に沿うためである。テーブルをレイアウトのために利用する場合、caption
要素は使用しない。レイアウトテーブルの目的は、コンテンツの配置を制御することのみであって、テーブルそのものは利用者から見て「透明」であるべきである。caption
要素を用いることによってテーブルの存在を示してしまうと、この透明性を壊すことになる。F46: 達成基準 1.3.1 の失敗例 - レイアウトテーブルで、th 要素を使用しているを参照のこと。
WAIC では H39 に関するアクセシビリティ・サポーテッド(AS)情報を提供している。
2014 年 6 月版のアクセシビリティ・サポーテッド(AS)情報: H39では、「要注意」と評価されている。WAIC はウェブ制作者にこの達成方法が一部の環境では動作しないことに注意を促すものである。
WAIC では H39 に関するアクセシビリティ サポーテッド(AS)情報を提供している。
2020 年 3 月版の アクセシビリティ サポーテッド(AS)情報: H39 も参照されたい。
事例
参考リソース
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
検証
手順
各データテーブルごとに:
- テーブルに、テーブルのキャプションとして表示されるコンテンツが含まれていることを確認する。
- テーブルに
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要素が含まれていることを確認する。 caption
要素の内容がテーブルを識別していることを確認する。
期待される結果
- 1. 〜 3. の結果が真である。