期待されるデータ書式及び入力例を提供する

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.1 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.1 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

利用者から情報を集め、利用者が入力できる書式に制約のあるページ

これは、次の達成基準に関連する達成方法である:

解説

この達成方法の目的は、利用者が入力しなければならないデータ書式の制約を通知することによって、利用者が入力エラーを回避することにある。これは、書式の特徴を記述する、又はデータが持つべき書式の例を提供することによって対処できる。

注記

日付や時刻のように、一般的なバリエーションのあるデータ書式の場合、利用者が最も入力しやすい書式を選択できるオプションを提供するとよい。

事例

事例 1

以下の日付の HTML フォームコントロールは、米国の多くの利用者が想定する月-日-年の書式ではなく、日-月-年の書式でなければならないことをラベルで示している。

              <label for="date">Date (dd-mm-yyyy)</label>
                <input type="text" name="date" id="date" />
            

検証

手順

  1. 所定の書式でしか利用者の入力データを受け付けないフォームコントロールを特定する。
  2. 1.で特定した各フォームコントロールが、期待される書式情報に関する情報を提供しているかどうかを判断する。

期待される結果

  • 2.の結果が真である。