適用 (対象)
フォームを含む全てのウェブコンテンツ技術
これは達成基準 2.4.5: 複数の手段を理解する (書かれていない達成方法を満たす慣習的な達成方法) に関する達成方法である。
解説
あなたのウェブページを探す検索機能を提供するのは、コンテンツを見つける方法を利用者に提供するデザインの戦略である。利用者は、ウェブサイトの構造を理解したり、サイト内を見て回ったりする必要なく、特定の単語又は句で検索することでコンテンツの場所を特定することができる。 これは、特に大きいサイトで、より迅速に又はより簡単にコンテンツを見つける方法である。
いくつかの検索企業は、彼らの検索アプリケーションの無償利用をサイトに提供している。検索エンジンはあなた自身のサーバーにインストールして利用できる。いくつかのウェブホスティング企業は、顧客がウェブページに含めることができる検索スクリプトを提供している。また、ほとんどのサービスが、より高度な特徴を持つそれらツールの有償バージョンを提供している。
用語をスペルチェックし、用語の異なった語尾を含み (ステミング)、異なった用語の使用 (同義語) を考慮する検索機能を実装すると、検索機能のアクセシビリティはさらに増すだろう。
検索の機能性は、普通は検索ワードのためのテキストフィールド及び検索を開始するためのボタンを含むウェブページの単純なフォーム、又は検索フォームを含むページへのリンクを追加することによって、高めることができる。もちろん、検索フォーム自体もアクセシブルでなければならない。
外部検索の検索エンジンの結果を最適化するのに使用され、また内部検索エンジンもサポートしており、それらをより効果的にする達成方法: キーワード、META タグ、およびアクセシブルなナビゲーション構造を使用する。検索サイトは、検索のために最適化されたコンテンツをどう作成するかのガイダンスを提供している。例えば、 Google Webmaster Guidelines, and Yahoo! Search Content Quality Guidelines である。
事例
事例 1: ショッピングサイト
あるショッピングサイトは、商品を、婦人服、紳士服、こども服といったいろいろなカテゴリーに分かれて構成されている。これらには、上着、ズボン、靴、アクセサリーといった小分類がある。また、各ページは検索フォームを含んでいて、利用者は、商品を見つけるために商品分類をたどって見ていくよりもむしろ、商品番号又は商品の特徴を検索フィールドに入力することにより、その商品に直接行くことができる。
事例 2: ヘルプセンター
あるヘルプセンターは会社の商品に関する何千ページものヘルプ情報を含んでいる。検索フォームにより、利用者は検索ワードを含む記事を見つけるためにヘルプセンターのページを検索できる。
参考リソース
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
検証
手順
- ウェブページに検索フォーム又は検索ページへのリンクがあることを確認する。
- 一連のウェブページにある検索フォームにテキストを入力する。
- 検索を実行する。
- 利用者が検索ワードを含むページに辿り着くことを確認する。
- 利用者が検索ワードを含むページへのリンクのリストを含むページに辿り着くことを確認する。
期待される結果
- 1.の結果が真であり、4.又は 5.のいずれかの結果が真である。