適用 (対象)
ライブの音声しか含まない情報を提示する全てのウェブコンテンツ技術
これは達成基準 1.2.9: 音声のみ (ライブ) (十分な達成方法)
解説
この達成方法の目的は、トランスクリプト (書き起こしたテキスト) 又はライブの音声コンテンツが予め用意された台本に従っている場合は台本を提供することである。台本は予め用意されているので、ライブの書き起こしより正確で完全である。台本は音声の再生には同期しないこともあるが、この達成方法を用いるには、ライブの音声は台本から逸脱するべきではない。
この達成方法では、トランスクリプト又は台本へのリンクが提供され、WCAG 2.0 に適合する。そのトランスクリプト又は台本は、同じウェブページ上にあってもよいし、別の URI にあってもよい。
事例
- フリンジシアター (小劇場) のグループによるライブのラジオ劇がウェブで放送されている。俳優は用意された台本に概ね従っており、演目のための予算も少ないので、プロデューサーは (劇作家の承諾を得て) HTML でその劇の台本へのリンクを設けた。
- 政府の一人がウェブ上で重要な政策のスピーチを行う。スピーチが始まると、スピーチのトランスクリプトがウェブサイト上から入手できるようになる。
参考リソース
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
検証
手順
- 台本又はトランスクリプトに直接遷移するリンクが存在するかどうかを確認する。
- ライブの音声が台本に従っていることを確認する。
- 代替版が別のページにある場合、利用者がその版にアクセスできるリンクが設けられていることを確認する。
期待される結果
- 上記全ての結果が真である。