適用 (対象)
全てのウェブコンテンツ技術
これは達成基準 1.1.1: 非テキストコンテンツ (十分、G143: CAPTCHA の目的を説明するために、テキストによる代替を提供する) に関する達成方法である。
解説
この達成方法の目的は、障害のある利用者が CAPTCHA のタスクを完了できないという事態を減らすことである。異なるモダリティを用いた代替の CAPTCHA を提供することによって、利用者がいずれかの CAPTCHA によりタスクを完了できる可能性が高まる。
事例
- あるプロセスで利用者が次のステップに進む前に完了しなければならない CAPTCHA のテストを含んだウェブページがある。ウェブページには、画像に表示されている言葉を入力するなどの視覚的なタスクと、音声ファイルで読み上げられる文字を入力するなどの音声によるタスクの両方が含まれる。聴覚に障害のある利用者は、音声 CAPTCHA をパスすることはできないが、視覚的な CAPTCHA であればパスすることが可能になる。
- ブログのコメントフォームに視覚的な CAPTCHA が含まれていて、利用者がコメントを送信する前に、この CAPTCHA をクリアしなければならない。視覚的な CAPTCHA に加えて、「2+7 の答えは」と問うフォームフィールドで、利用者が解答を記入するためのテキスト入力フィールドが用意された CAPTCHA もある。
検証
手順
ウェブページにある各 CAPTCHA に対して:
- ウェブページに、同じ目的を果たす、異なる感覚モダリティを用いたもう一つの CAPTCHA が含まれていることを確認する。
期待される結果
- 1. の結果が真である。