ズーム機能をサポートする一般に入手可能なユーザエージェントのあるウェブコンテンツ技術を使用する

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.1 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.1 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

ズーム機能を提供するユーザエージェントのある全てのウェブコンテンツ技術

これは達成基準 1.4.4: テキストのサイズ変更 (十分な達成方法) に関する達成方法である。

解説

この達成方法の目的は、ズーム機能でテキストサイズを変更するユーザエージェントによってサポートされたウェブ技術を使用することによって、均一にコンテンツを拡大縮小できることを保障することである。

コンテンツを均一に拡大縮小できる (すなわち、コンテンツにズームインできる) ユーザエージェントによってサポートされたウェブコンテンツ技術で制作されたコンテンツは、この達成基準を満たす。 この達成方法は、完全にユーザエージェントの機能に依存するため、さまざまなユーザエージェントを用いて検証することが重要である。

この達成方法では、ズーム機能を用いてもページ上の全ての空間的な関係が保持され、全ての機能が継続して利用可能である必要がある。

事例

訳注:

ブラウザのズーム機能については、上記のブラウザだけでなく、ほとんどのモダンブラウザで提供されている。

検証

手順

  1. ユーザエージェントでコンテンツを表示する。
  2. そのコンテンツを 200% にズームする。
  3. 全てのコンテンツ及び機能が利用可能かどうかを確認する。

期待される結果

  • 3.の結果が真である。