適用 (対象)
HTML 及び XHTML
これは達成基準 2.2.2: 一時停止、停止、非表示 (失敗) に関する達成方法である。
解説
blink 要素は正式な HTML 又は XHTML の仕様の一部ではないが、多くのユーザエージェントによりサポートされている。要素内のあらゆるテキストが予め決定された周期で点滅する。これは、利用者が中断することはできず、また環境設定によって無効にすることもできない。ウェブページが表示されている限り、点滅は続くことになる。そのため、点滅が 3 秒より長く続く可能性があることから、blink を用いているコンテンツは達成基準を満たしていないことになる。
HTML Standard の Non-conforming features に示されているとおり、blink
要素は廃止されている。モダンブラウザでは blink
要素を記述しても、実際に点滅することはない。参考リソースも参照されたい。
事例
例 1
製品リストのページで、セール価格に注意を引くため、blink 要素を用いている。利用者が点滅をコントロールできないため、このウェブページは達成基準を満たしていない。
<p>My Great Product <blink>Sale! $44,995!</blink></p>
参考リソース
参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
検証
手順
- コードに blink 要素が存在する。
期待される結果
- #1 の結果が真である場合、そのコンテンツは達成基準の失敗となる。