適用 (対象)
目で見える動きやスクロールをサポートする全てのウェブコンテンツ技術
これは達成基準 2.2.2: 一時停止、停止、非表示 (失敗) に関する達成方法である。
解説
この失敗例では、動きのある又はスクロールするコンテンツを利用者が一時停止したり再開したりすることができない。この場合、ロービジョンの又は認知障害のある利用者のなかには、コンテンツを知覚できないことがある。
事例
- ウェブページにスクロールするニュースティッカーがあり、そのスクロールを一時停止するメカニズムがない。なかには、スクロールするコンテンツを読むことができない利用者がいる。
検証
手順
動きのある又はスクロールするコンテンツのあるウェブページ上で、
- ウェブページ又はユーザエージェントに、動きのあるコンテンツ又はスクロールするコンテンツを一時停止させるメカニズムが提供されていることを確認する。
- 一時停止させるメカニズムを用いて、動きのあるコンテンツ又はスクロールするコンテンツを一時停止させる。
- 動きのあるコンテンツ又はスクロールするコンテンツが停止し、そのまま再開しないことを確認する。
- ウェブページ又はユーザエージェントに、一時停止したコンテンツを再開させるメカニズムが提供されていることを確認する。
- 再開させるメカニズムを用いて、コンテンツの動きを再開させる。
- コンテンツの動き又はスクロールが、一時停止したところから再開されることを確認する。
期待される結果
- #1、#3、#4、又は #6 の結果が偽である場合、そのコンテンツは達成基準の失敗となる。