【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集

WCAG 2.0 達成方法集

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F74: 達成基準 1.2.2 及び 達成基準 1.2.8 の失敗例 - テキストに対する同期したメディアによる代替を、代替としてラベル付けしていない

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

テキストに対する代替である同期したメディアを提供しているウェブページ

これは、次の達成基準に関連する失敗例である:

解説

この失敗例の目的は、テキストの代替メディアとなる同期したメディアに対して、そのテキストを含んだラベルが付けられていないという状況を回避することである。テキストの代替メディアとなる同期したメディアは、同期したメディアの方がテキストよりも有効なフォーマットとなる利用者に対して、情報へのより良いアクセスを提供する。同期したメディアがテキストの代替であるため、それ自体に冗長なテキストによる代替を必要としない。しかし、その同期したメディアに対して、テキストの代替メディアであることを明確にラベル付けすることによって、利用者がテキストの代替メディアである同期したメディアを見つけられるようにし、また同期したメディアに対して通常はそのテキストによる代替を期待する利用者が、テキストによる代替を探さないようにする必要がある。

事例

失敗例 1: 同期したメディアの代替がページ上の他のどこかで提供されている

納税申告書の記入方法を説明したウェブページで、記入すべき項目や提供すべきデータなどの説明が文章で書かれている。さらに、テキストの代替メディアとなる同期したメディアが、音声による説明を提供しており、その音声で説明されている部分を記入している人の映像がある。文章のバージョンと同期したメディアのバージョンの両方がウェブページで提供されているにもかかわらず、同期したメディアのバージョンはそのウェブページの他の場所にあり、それがテキストの代替メディアであること示すラベルが明確に付けられていない。このため、テキストに遭遇した利用者がその同期したメディアのバージョンを見つけるのは難しく、映像に遭遇した利用者は、そのテキストによる代替がどこにあるのかが分からない。

(今のところ、なし。)

検証

手順

  1. テキストに対して同期したメディアによる代替を提供しているページを確認する。

  2. 同期したメディアが、代替メディアであって,明確にラベル付けされていることを確認する。

期待される結果