【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集
この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。
CSS
これは、次の達成基準に関連する達成方法である:
注記: この達成方法は、達成基準 1.4.4 を満たす他の達成方法と組み合わせなければならない。詳細については、 達成基準 1.4.4 を理解するを参照すること。
注記: この達成方法は、達成基準 1.4.8 を満たす他の達成方法と組み合わせなければならない。詳細については、 達成基準 1.4.8 を理解するを参照すること。
C13 に関するユーザエージェントサポートノートを参照のこと。
この達成方法の目的は、設定したい相対的なフォントサイズを表現するキーワードでフォントサイズを指定することである。これらの値は、ユーザエージェントが継承されたフォントサイズに相対的なフォントサイズを選択できるようにヒントを提供する。
この事例では、どのような設定であっても、strong
要素のテキストが周りのテキストよりも常に大きく表示されるように、「larger」というフォントサイズが指定してある。親要素である見出しやパラグラフにフォントサイズが指定されていても、strong 要素でマークアップされた強調語は、周りのテキストよりも大きく表示されるだろう。
訳注: MDN の strong 要素で示されているように、古い HTML では strong
要素を単により強い強調としていたが、現在の HTML では strong
を重要性を表すものと定義している。
コード例:
strong {font-size: larger}
...
<h1>Letting the <strong>user</strong> control text size</h1>
<p>Since only the user can know what size text works for him,
it is <strong>very</strong> important to let him configure the text size.
…
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
訳注: フォントに関する CSS の仕様は、CSS Fonts Module Level 3 を参照のこと。この仕様が、CSS 2 のフォントに関する記述に取って代わることに注意されたい。CSS Snapshot 2018 も参照のこと。
フォントサイズを定義する CSS プロパティの値が、xx-small
、x-small
、small
、medium
、large
、x-large
、xx-large
、smaller
、larger
の中のどれか一つであることを確認する。
1. の結果が真である。
この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、この手順や期待される結果を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。