WCAG 2.0 実装方法集

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T1: 段落に、標準的なテキストの書式の表現法を用いる

適用(対象)

プレーンテキストのドキュメント。マークアップを含むウェブコンテンツ技術は対象外

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、プレーンテキストのドキュメントにおいて、段落であることが分かるようにすることである。段落は、まとまりのあるテキストのブロックで、例えば、関連する複数の文章によって1つのトピックを形成したり、より大きなトピックの中でまとまりのある一部分を形成したりするものである。

段落の始まりは、次のものによって示される。

段落の終わりは、次のものによって示される。

空白行には、何もないか、又はスペースやタブなどの印刷できない文字が含まれていて、そのすぐ後に新しい行がある。

事例

事例 1

2つの段落。それぞれが1行の空白行で始まり、1行の空白行で終わっている。

コード例:


これが、この段落の最初の文章である。段落は、長いこともあれば短いこともある。
   
    この段落では、最初の行がインデントされている。インデントされた文章とインデントされていない文章の両方が許可される。
段落の行内の空白スペースは、段落の定義では無視されている。完全に空白の行だけが意味を持つ。
		

参考リソース

この実装方法に関するリソースは、今のところない。

(今のところ、なし。)

検証

チェックポイント

それぞれの段落に対して:

  1. 段落の前に1行の空白行がある、又はその段落がウェブページの最初のコンテンツである。

  2. 段落の後に少なくとも1行の空白行がある、又はその段落がウェブページの最後のコンテンツである。

  3. 段落内に空白行がない。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。