HTML 4.01 Transitional 及び XHTML 1.0 Transitional
これは、次の達成基準に関連する実装方法である:
この実装方法の目的は、利用者が要求していない新しいウィンドウの出現によって、利用者が混乱するのを避けることである。利用者によっては、突然開いた新しいウィンドウによって混乱してしまったり、完全に見失ったりしてしまう場合がある。HTML 4.01 TransitionalとXHTML 1.0 Transitionalでは、新しいウィンドウを開くのに、自動ポップアップの代わりにtarget
属性を用いることができる(target
属性は、HTML 4.01 StrictとXHTML 1.0 Strictでは廃止されている)。注意すべきは、target
属性を用いなければ、利用者が新しいウィンドウを開くべきかどうかを自分で決定できることである。target
属性の利用によって、新しいウィンドウを開くというマシンリーダブルな指示が明確に提供される。ユーザーエージェントは、あらかじめ利用者に知らせることができ、新しいウィンドウを開かない設定にすることもできる。利用者が支援技術を利用していない場合も考えて、リンクテキストからも新しいウィンドウを開くという情報が得られるようにしておく。
次の事例では、新しいウィンドウが開くことが示されたリンクで、target
属性が用いられている。
コード例:
<a href="help.html" target="_blank">ヘルプをご覧ください (新しいウィンドウが開きます)</a>
新しいウィンドウが開くかどうか確認するために、ドキュメント内の各リンクを起動させる。
新しいウィンドウを開くリンクに target
属性が指定されている。
リンクテキストには、新しいウィンドウが開くことを示す情報が含まれている。
2.及び 3.を満たしている。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。