WCAG 2.0 実装方法集

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H53: object要素のボディに代替テキストを記述する

適用(対象)

メディアを読み込むobject要素(HTML及びXHTML)

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

ユーザーエージェント及び支援技術によるサポート

この実装方法は、支援技術が十分にサポートしておらず、ブラウザによるサポートも一定していない。

解説

この実装方法の目的は、object要素によってレンダリングされるコンテンツに対して、代替テキストを提供することである。object要素のボディは、そのオブジェクトに関する完全な代替テキストを提供するのに用いられるか、または追加的な非テキストコンテンツを代替テキストとともに含むことがある。

事例

事例 1:長めの説明を含んだオブジェクト

コード例:

 <object classid="http://www.example.com/analogclock.py">
  <p>オブジェクトとその操作方法に関するテキストをここに書く。</p>
</object>

事例 2:代替テキストのある非テキストコンテンツを含んだオブジェクト

コード例:

<object classid="http://www.example.com/animatedlogo.py">
  <img src="staticlogo.gif" alt="会社名" />
</object>   
             

事例3:機能の簡単な説明を含んだ画像オブジェクト

コード例:

<object data="companylogo.gif" type="image/gif">
  <p>会社名</p>
</object>

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

チェックポイント

  1. object要素のボディに、そのオブジェクトの代替テキストがある

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。