WCAG 2.0 実装方法集

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G131: 目的や内容が分かるラベルを提供する

適用(対象)

全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、ウェブコンテンツ内のあらゆるインタラクティブなコンポーネントに対するラベルにより、コンポーネントの目的を明確にすることである。そのウェブコンテンツ技術において、ラベルとインタラクティブなコントロールを関連付けるための適切な実装方法によって、支援技術はラベルを認識し利用者に提示できるようになる。

事例

事例 1:拡大、縮小機能のコントロールのあるオンライン地図

ある市の地図をウェブアプリケーションで提供している。利用者は「ズームイン」を使ってより詳細な地図が見られ、「ズームアウト」で市の広い地域を見ることができる。マウスとキーボードのいずれでも操作することができる。コントロールには「ズームイン(Ctrl +Shift + L)」と「ズームアウト(Ctrl + +Shift + R)」というラベルが提供されている。

事例 2:利用者の名前を入力させるフォーム

利用者の名前を入力させるフォームがある。そのフォームには、姓と名を入力するために2つのフィールドがある。1つ目のフィールドには「姓」というラベルがあり、2つめには「名」というラベルがある。

事例 3:必須入力のあるフォーム

必須の入力項目がいくつかある注文票がある。必須入力のフィールドには、フィールドの項目名に加えて「(必須)」と括弧書きされている。

参考リソース

この実装方法に関するリソースは、今のところない。

検証

チェックポイント

コンテンツ中のインタフェースコンポーネントに対して:

  1. インタフェースコンポーネントの目的を特定する。

  2. ラベルが提供されている。

  3. ラベルはコンポーネントの目的を明確に示している。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。