WCAG 2.0 実装方法集

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G124: ページの先頭に、コンテンツの各エリアへのリンクを追加する

適用(対象)

リンク機能を提供するウェブコンテンツ技術すべて。

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、コンテンツの異なるセクションへのリンクのリストを提供することによって、文書のブロックをバイパスするメカニズムを提供することである。このリストにある複数のリンクは、コンテンツの最初にある小さな目次のようなものであり、その中のリンクはコンテンツ内のさまざまなセクションへフォーカスを設定する。この実装方法は、ポータルサイトのような多くの独立したセクションがあるページに対して特に有効である。これはセクション内でのブロックをスキップする他の実装方法と組み合わせることもできる。

事例

事例 1

サイト内のウェブページはすべて、そのページのメインコンテンツ、検索フィールド、及びナビゲーションバーにナビゲートする3つのリンクで始まる。

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

チェックポイント

この目的のために提供されているリンク一式にある各リンクに対して:

  1. ウェブページの中でそのリンクより前にあるコントロールは、その一式にある他のリンクだけである。

  2. 各リンクの説明(リンクテキスト)がコンテンツ内のあるセクションへのリンクであることを説明している。

  3. そのリンクが常に表示されている、又はキーボード・フォーカスを受け取ったときに表示される。

  4. そのリンクを起動(実行)すると、コンテンツの目的のセクションへフォーカスを移動させる。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。