WCAG 2.0 実装方法集

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G122: 色の手がかりを用いる際には、必ずテキストの手がかりも提供する

適用(対象)

色及びテキストをサポートする全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、情報を伝えるために、テキスト又は文字による手がかりを色と併用することである。たいていの利用者は、コンテンツをすばやく斜め読みするだけで、色の違いによって伝達される情報を見つけることができる。一方、色を目で見て識別できない利用者は、テキストの手がかりを見たり聞いたりすることができる。また、点字ディスプレイ又はその他の触覚インタフェースを使用している利用者は、触れることでテキストの手がかりを感知できる。

事例

事例 1: HTMLフォームにある必須項目

オンラインフォームに、「必須項目は赤字で(必須)と書かれています」という説明文がある。そして、「(必須)」という手がかりは、label 要素内にある。

コード例:


<label for="lastname" class="required">名前(必須):</label>
<input id="lastname" type="text" size="25" value=""/>

.required {
color=red;
}
		

参考リソース

この実装方法に関するリソースは、今のところない。

検証

チェックポイント

色の違いを用いて情報を伝えているコンテンツ全てに対して:

  1. 同じ情報がテキスト又は文字の手がかりによっても提供されている。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。