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これは、次の達成基準に関連する不適合事例である:
この文書は、文字を表現するにあたって、見た目がその文字に似た別の文字で代用している不適合事例について述べている。Unicodeの文字セットでは、数十種類の筆記方法にわたる何千もの文字が定義されている。一部の文字の見た目は、他の文字の見た目に視覚的には似ているかもしれないが、テキストを音声に変換するツールでは、同じようには処理されない。
例えば、U+0063とU+03F2は、どちらも「c」の文字に似ている。しかし、U+0063が西欧言語のアルファベットであるのに対して、U+03F2はギリシャ語のアルファベットで、西欧言語では使われないという違いがある。また、U+0033とU+04E0は、どちらも数字の「3」に似ている。しかし、U+04E0は、実際にはキリル文字のアルファベットである。
注記:この不適合事例は、文字符号の使用にも適用される。ただし、その見た目の表現のために使用される文字が不適切なために不適合となるのであって、文字符号のメカニズムを用いること自体は不適切ではない。
次の語は、適切なフォントサポートのあるブラウザで見ると、英語の「cook」という単語のように見える。しかし、実際にはU+03f2 U+043E U+03BF U+006Bという文字列で構成されていて、このうち西欧言語のアルファベットは1字しかない。この語は、意味のあるかたちでは処理されず、また代替テキストも提供されていない。
コード例:
ϲоοk
次の例は、先の例と同様、適切なフォントサポートのあるブラウザで見ると、英語の「cook」という単語のように見える。この場合、これらの文字が、文字符号で実装されている。しかし、やはり単語として意味のあるかたちでは処理されず、代替テキストも提供されていない。
コード例:
ϲоοk
コード例の実際の表示例: "ϲоοk"
(今のところ、なし。)
テキストを表現するために、文字又は文字符号を用いている。
用いられている文字は、コンテンツの自然言語において表示される文字としては不適切で、見た目が似た文字が使われている。
見た目が似た文字が使われていて、その部分に対する代替テキストがない場合、この不適合の条件が適用され、そのコンテンツは達成基準を満たしていないことになる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。