WCAG 2.0 実装方法集

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F31: 達成基準 3.2.4 の不適合事例: ウェブページ一式の異なるウェブページ上にある同じ機能に対して、2つの異なるラベルを用いる

適用(対象)

全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する不適合事例である:

解説

異なるウェブページ上にある同じ機能のコンポーネントは、一貫して同じラベルが用いられているとより容易に認知されやすくなる。名称に一貫性がない場合、利用者が混乱してしまうことがある。

注記: 「一貫性を保った」代替テキストが常に「同一のもの」であるとは限らない。例えば、次のページへのリンクになっている矢印の画像がウェブページの一番下にある。代替テキストは「4ページへ」となっている。当然、これと全く同じ代替テキストを次のウェブページで繰り返すことは適切でない。「5ページへ」とする方が適切である。これらの代替テキストは同一のものではないが、一貫性を保っており、この達成基準の不適合事例とはならない。

事例

不適合事例 1:

同じ機能のコンポーネントに対して一貫性のないラベルを使用している例で最もよく見かけるのは、どちらも同じ機能であるのに、あるページでは「検索」という名称のボタンを使用し、別のページでは「探す」という名称のボタンを使用している場合である。

不適合事例 2:

オンラインのオーサリングツールで、あるページでは「ページを保存」というボタン、別のページでは「保存」をそれぞれ同じ機能に対して使用している。

参考リソース

この実装方法に関するリソースは、今のところない。

(今のところ、なし。)

検証

チェックポイント

  1. ウェブページ一式の中で、複数のページで繰り返し使用されている同じ機能を持つコンポーネントを探す。

  2. 1.で見つけた同じ機能の個々のコンポーネントに対して、名称が一貫して同じである。

判定基準

2.を満たしていない場合、この不適合事例が適用され、そのコンテンツは達成基準を満たしていないことになる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。