WCAG 2.0 実装方法集

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C8: CSS の letter-spacing プロパティを用いて、単語内の文字間隔を調整する

適用(対象)

CSSに対応しているウェブコンテンツ技術全て

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、意味の伝わるテキストの流れを維持しながら、スタイルシートによって表示上の文字間隔を調整する方法を示すことである。 文字間隔の量を調整するには、CSSのletter-spacingプロパティを使用する。 単語の途中に空白文字を入れると意味や発音のされ方が変わってしまうため、間隔の調整はこの方法で行うことが推奨されている。

事例

事例 1: 単語内の文字間隔を広くする

以下のCSSは、レベル2の見出しに含まれる各文字に対して1文字分に相当する間隔を加える:

コード例:


h2
{
	letter-spacing: 1em;
}

マークアップは以下の通り:

コード例:


<h2>博物館</h2>

表示結果は、およそ以下のようになる:

コード例:


博 物 館

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

チェックポイント

文字間隔が標準ではない状態で表示されている各単語に対して:

  1. 文字間隔を調整する手段としてCSSのletter-spacingプロパティが用いられている。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。