試験で問題が発見された場合の対応
試験で問題が発見された場合に、その問題を修正して試験を続けることができますか?
試験の実施に際しては、試験中に対象のコンテンツを修正することはできません。試験の途中で問題が発見された場合に、その段階で試験を中断することは可能ですが、試験は最初から実施しなおす必要があります。試験対象の選定のために「ランダムに選択する方法」を用いている場合には、もう一度ランダムサンプリングを実施した上で試験を実施しなおすことになります。
なお、調達等において、納品前の出荷試験で問題が発見された場合に、それを修正するかどうかは受発注者の契約・協議等に基づいて定めるべき事項となります。しかし、問題が残っていることが明確な場合には、JIS X 8341-3の達成基準を満たしているということはできません。
注記: コンテンツ制作の段階からあらかじめ全数もしくはサンプリングしたコンテンツを対象にアクセシビリティ対応状況を確認し、修正を行っておくことで、試験中に問題を発見してしまうことを避けることが可能になります。