試験対象ページの選出理由の妥当性 (2010年版のガイドラインに関するQ&A)

Q

ランダムに選択したとは思えないようなWebページを選択し(恣意的に「問題の無いページ」を選ぶ等)、試験を実施のうえ準拠した場合においても、準拠と言えますか?

A

試験対象の選択については、JIS X 8341-3:2010試験実施ガイドラインのなかで3つの方法を提示しています。どの方法で選択したにせよ、達成基準を全て満たしているのであれば対応度を「準拠」とすることはできますが、試験を実施したURLは試験結果のなかで必ず明示してください。それによって試験の客観性、透明性が担保されるわけですが、Webサイトの利用者が試験結果をどう認識・評価するかは、また別のお話になります。

(注記)このQ&Aは、ウェブページ一式単位で試験を行う際の選択肢として、「ウェブページ一式を代表するウェブページとランダムに選択したウェブページとを併せて選択する」方法が存在しなかった2010年度版の試験実施ガイドラインが利用されていた時期のものです。

(2019年11月12日更新)

このQ&Aは、以下のセミナーでの質疑応答に一部編集を加えたものです。
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