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この実装チェックリストは主にHTML 4.01、CSS2を使用することを前提とした例であり、実際に使用する技術やその使用方法に合わせて、変更して使用することが望まれる。なお、JIS X 8341-3:2010 の細分箇条8.2の表4の例では、すべての達成基準を一つの表として表現しているが、この例では達成基準ごとの表を採用している。統合して一つの表にしてもよいし、そのままの形式でもよい。
また、この例では実際に使用しない可能性のある技術も網羅的に記載しているため、「適用」という欄が設けてある。使用しない実装技術かどうかをこの欄で区別してもよいし、適用欄を使用せず、その実装技術を表から削除してもよい。また、「状況-番号-項目」「関連する実装テクニック」「検証方法」の欄は、この実装チェックリストを理解しやすくするために付け加えたものである。検証方法の欄に実装テクニックの番号だけが書いてある場合には、その実装テクニックの検証(Tests)手順(Procedure)を利用することを示している。
項番 | 実装方法 | 適合 | 適用 | 試験方法 | 注記 | 状況-番号-項目 | 関連する実装テクニック | 検証方法 |
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1-a | 標準的な HTML のコントロールだけを用いる | A-1-1, 2, 3, 4, 5 | G108 H91 H44 H64 H65 H88 |
標準的なHTMLのコンポーネントだけが用いられていることを確認する。また、それらのコンポーネントが仕様に準じて使用されていることを確認する。 | ||||
1-b | スクリプトやプログラム技術を用いたコンポーネントを用いている場合、WCAG 2.0 または JIS X8341-3:2010 に準拠していることが確認されたものを使う | C-1, D-1 | G135 G10 |
スクリプトやプログラム技術を用いたコンポーネントを用いている場合、それらのコンポーネントがWCAG 2.0 または JIS X8341-3:2010 に準拠していることを、そのコンポーネントの開発者が試験していることを確認する。また、それらのコンポーネントが、開発者の定めた仕様に準じて使用されていることを確認する。 | ||||
2 | DOM(ドキュメント・オブジェクト・モデル)を用いて、ページにコンテンツを追加する(Scripting) | A-1-6, B-1 | SCR21 | SCR21 |
この達成基準は、主に独自のユーザインタフェース要素を開発したりスクリプトを書いたりするコンテンツ制作者に向けたものである。例えば、標準的な HTML のコントロールは、仕様に準じていればそれで既にこの達成基準を満たしていることになる。
作成者:ウェブアクセシビリティ基盤委員会
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