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7.3.3.2 ラベル又は説明文に関する達成基準

ウェブコンテンツのアクセシビリティ達成等級
A

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この実装チェックリストは主にHTML 4.01、CSS2を使用することを前提とした例であり、実際に使用する技術やその使用方法に合わせて、変更して使用することが望まれる。なお、JIS X 8341-3:2010 の細分箇条8.2の表4の例では、すべての達成基準を一つの表として表現しているが、この例では達成基準ごとの表を採用している。統合して一つの表にしてもよいし、そのままの形式でもよい。

また、この例では実際に使用しない可能性のある技術も網羅的に記載しているため、「適用」という欄が設けてある。使用しない実装技術かどうかをこの欄で区別してもよいし、適用欄を使用せず、その実装技術を表から削除してもよい。また、「状況-番号-項目」「関連する実装テクニック」「検証方法」の欄は、この実装チェックリストを理解しやすくするために付け加えたものである。検証方法の欄に実装テクニックの番号だけが書いてある場合には、その実装テクニックの検証(Tests)手順(Procedure)を利用することを示している。



7.3.3.2の実装チェックリスト例
項番 実装方法 適合 適用 試験方法 注記 状況-番号-項目 関連する実装テクニック 検証方法
1 以下のいずれかを用いて、目的や内容が分かるラベルを提供する
  1. データ形式および入力例を提供する
  2. フォーム又はテキストフィールド一式の先頭で、必須項目に関する説明文を提供する
  3. 入力項目とラベルの関係がよく分かるように配置する
  4. 未入力の必須項目を特定するための説明テキストを提供する
        1 G131
G89
G184
G162
G83
入力箇所を特定し、その目的や内容が分かるラベルが以下のいずれかの方法を用いて提供されていることを確認する。
  1. データ形式および入力例を提供する。 (G89
  2. フォーム又はテキストフィールド一式の先頭で、必須項目に関する説明文を提供する。 (G184
  3. 入力項目とラベルの関係がよく分かるように配置する。 (G162
  4. 未入力の必須項目を特定するための説明テキストを提供する。 (G83
2-a label要素を用いて、テキストのラベルとフォーム・コントロールを関連付ける         2 H44 H44
2-b label要素を用いることができないとき、title属性を用いてフォーム・コントロールを特定する         4 H65 H65
3 フォームのコントロールがあるグループを形成している場合、fieldset 要素及び legend 要素を用いて、フォーム・コントロールのグループに関する説明を提供する         3 H71 H71
(input type="text" の場合でも、グループを形成しているときは、同様に確認する。)
4 ラベルを用いることができない場合、隣接するボタンを用いて、テキスト・フィールドの目的をラベル付けする。
ただし、その他の実装方法が適用できない場合にだけ用いる「最後の手段」であること
        5 G167 該当するテキストフィールドとボタンが、表示および読み上げ順序の双方で隣接していることを確認する。

作成者:ウェブアクセシビリティ基盤委員会

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